看護師として働いていると
「このままずっと病棟で働き続けられるのかな?」
と思うことはありませんか。
私も病棟勤務をしていた頃、夜勤や体力的な負担、人間関係などに疲れ、
病院以外で働く看護師の仕事に興味を持つようになりました。
そこで転職したのが
CRC(治験コーディネーター)という仕事です。
私は
- 看護師として3年勤務
- 25歳頃にCRCへ転職
- SMO(治験支援会社)で勤務
- CRCとして約3年半治験支援会社に在籍
という経験があります。
この記事では
- CRCの仕事内容
- 看護師から転職した働き方
- CRCの1日の流れ
- CRCのメリット・デメリット
について、実体験をもとに詳しく解説します。
CRC(治験コーディネーター)とは
CRCとは
Clinical Research Coordinator
の略で、
新しい薬や治療法の臨床試験(治験)をサポートする仕事です。
治験では
- 医師
- 製薬会社
- CRA(モニター)
- 患者
など多くの人が関わります。
CRCはその間に入り
- 患者対応
- 治験データ管理
- 医師との調整
などを行い、
治験がスムーズに進むようにサポートする役割です。
看護師資格を活かして転職する人も多く、
病院以外で働く看護師の職種として知られています。
CRCは医療資格が必要?
CRCは法律上は
医療資格が必須ではありません。
しかし実際の求人では
- 看護師
- 臨床検査技師
- 薬剤師
など医療資格を応募条件にしている企業が多く、
CRCとして働いている人の多くは医療職出身です。
特に看護師は
- 患者対応経験
- 医療知識
があるため、
CRCとして採用されるケースが多いです。
私の職場でも
CRCの多くは看護師でした。
CRCの仕事内容
CRCの仕事は大きく分けて
- 患者対応
- 書類管理・データ管理
- 医師との調整
があります。
患者対応
CRCは治験に参加する患者さんと関わる仕事です。
例えば
- 治験内容の説明補助
- 来院スケジュール調整
- 副作用の聞き取り
- 服薬状況の確認
などを行います。
ただし採血などの医療行為は基本的にありません。
そのため看護師のような
- 体位変換
- 入浴介助
- 移乗
などの体力仕事はなく、
体力的な負担はかなり少ない仕事です。
私は病棟勤務のときに腰痛になった経験があるので、
この点はかなり助かりました。
書類作成・データ管理
CRCの仕事は
事務作業も多い仕事です。
例えば
- 症例報告書(CRF)の入力
- 治験資料の管理
- 治験薬の管理
- データチェック
などがあります。
治験は決められた手順に沿って進める必要があるため、
正確さがとても重要な仕事です。
医師との調整
CRCの仕事では
医師との調整も重要な業務です。
例えば
- 治験対象患者の確認
- 書類記入の依頼
- 治験スケジュールの調整
などがあります。
医師は忙しいため
- 待ち時間が長くなる
- タイミングが合わない
こともあり、
この調整が大変な場面もありました。
CRCの働き方(担当病院と移動)
私が勤務していたSMOでは
- メイン担当の病院が1施設
- サブで複数施設を担当
という働き方でした。
時期によって担当は変わりますが、
サブ担当として3施設ほど関わったことがあります。
ただし毎日いろいろな病院を回るわけではなく、
基本は
1つの病院に直行直帰
することが多かったです。
移動がある日のスケジュール
移動がある場合でも
- 午前:病院A
- 午後:病院B
- 夕方:オフィスでミーティング
など、多くても
1日2施設程度でした。
患者対応がない日
CRCは患者対応がない日でも
病院へ行くことがあります。
例えば
- 書類整理
- 次回患者対応の準備
- プロトコル確認
などです。
治験はルールが厳しいため、
事前準備がとても重要です。
CRCの1日の流れ
私が担当していた試験の
1日の流れを紹介します。
9:00 出勤
- メール確認
- 治験スケジュール確認
10:00 患者対応
来院した患者さんに
- 治験説明
- 副作用確認
- 服薬確認
などを行います。
試験によっては
1日に複数の患者対応があり忙しい日もあります。
12:00 昼休憩
13:00 データ入力
- 症例報告書作成
- 治験データ入力
- 書類整理
16:00 医師対応
医師に
- 書類確認
- 治験対象患者の確認
などを依頼します。
17:30〜18:00 退勤
CRCは基本的に
- 夜勤なし
- 日勤中心
の働き方です。
CRCの残業はどれくらい?
私が勤務していた会社では
定時は9時〜18時でした。
残業はほとんどなく、
基本的には定時で帰れることが多かったです。
ただし
- クリニックで夜診がある場合
- 医師対応が遅い時間になる場合
- 治験スタート時の説明会
などで残業になることもあります。
クリニック担当の場合は夜診の時間に患者対応があり、
残業になることもありました。
残業が難しい事情がある場合は
社内で担当調整が行われることもありました。
残業をする場合は申請と許可が必要で、
働いた分の残業代はきちんと支給されていました。
CRCに向いている人
実際に働いて感じた
CRCに向いている人は次のような人です。
- 人と話すことが好き
- 調整業務が苦にならない
- 医療知識を活かしたい
- デスクワークができる
患者対応だけでなく
書類管理や調整業務も多いため、
事務作業が苦にならない人は向いていると思います。
CRCに向いていない人
逆に
- 移動が苦手
- デスクワークが苦手
- スケジュール調整が苦手
という人は
少し大変に感じるかもしれません。
CRCに転職した理由
私がCRCに転職した理由は
- 結婚準備で勤務場所を変える必要があった
- 病棟以外の職種に興味があった
- 将来夜勤を続けるのは難しいと思った
からです。
病棟勤務では
- 人間関係のストレス
- サービス残業
- 委員会活動
などもあり、
毎日忙しく働いていました。
希望した日に休みを取るのも
少し気を使う環境でした。
給料が大きく変わらないなら
病院以外の働き方でもいいのではないか
と思ったことが
CRCに転職したきっかけです。
CRCの年収
現在のCRC求人は
年収400万〜550万円程度
が多いです。
基本給は看護師と大きく変わらないこともありますが
- 夜勤手当
- 残業代
が少ないため、
年収は看護師より少し低くなるケースもあります。
CRC求人の探し方
CRCの求人は
- SMO
- CRO
- 病院
などで募集されています。
ただし一般求人サイトより
看護師転職サイトで紹介されることが多いです。
CRCに興味がある場合は
転職サイトで相談すると
求人を紹介してもらえることがあります。
→ 看護師転職サイトおすすめ
まとめ
CRCは
- 新薬開発に関わる仕事
- 夜勤なし
- 看護師経験を活かせる
という特徴があります。
病院勤務とは働き方が大きく変わるため、
看護師の新しいキャリアの選択肢の一つだと思います。
